2歳半になると、早い子では「ママ、キタ」「ブーブー、アッタ」など2語文を話すようになると言われています。
同年代のお友達と比べ、我が子の言葉の発達が気になるママやパパも多いのではないでしょうか。
2歳半はまだまだ個の発達の差が大きい時期ですので、ママパパが焦らなくても大丈夫です。
今回の記事では、2歳半の言葉の発達について解説するとともに、ママやパパができる子どもとの向き合い方についても詳しく解説します。
また、おすすめの幼児教材についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事で伝えたいこと
- 2歳半は言葉の発達の個人差が大きい
- 親子のコミュニケーションは言葉の発達を促す
- 幼児教材も子どもの成長を促す効果が期待できる
2歳半は個人差も大きいので焦らないで!
同じ月齢のお友達が言葉が出ているのを見ると、「うちの子は言葉が出ないな…」と不安になる方も多いでしょう。
乳児期は発育の個人差が大きく、なかなか言葉がでないことも珍しいことではありません。
2歳半で言葉がでないことに対し、つい焦ってしまうママやパパも多いですが、焦らないでくださいね。
子の中には性格的な要因で話しはじめるのが遅い子もいますが、周りの環境でなかなか話しださない子もいます。
例えば、コミュニケーションを普段からあまり取っていない子どもの場合は、言葉を話しはじめるのが遅い傾向にあることがわかっており、言語発達を刺激するために積極的にコミュニケーションをとるのが効果的だといわれています。
2歳半の子どもはまだ文字が読めないため、周りから聞いた音を自分の中で理解して言葉に発します。
まだ会話にはならなくても、積極的に話しかけるようにすることは、子どもの言葉の成長を促すのでおすすめです。
では、どのようなことが原因で言葉の発達が遅くなるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
1.性格や発達の個人差
2歳半で言葉が出るかは、性格が要因となっていることがあります。
内向的な子どもは話しはじめるのが遅い傾向にあると言われており、「しゃべれない」のではなく「しゃべらない」だけな場合も。
頭の中では理解できる言語が着実に増えているということもあります。
積極的に話す子どもと、あまり話さない子どもは性格的な違いがあるだけで、実際の言語の理解力は変わりません。
少し話し始めたことをきっかけに、おしゃべりに興味が出ると急に話し出す「語彙爆発(ごいばくはつ)」期に入る子もいます。
子どもの性格は多種多様です。焦らずに子どもの性格を尊重して、言語の発達と向き合いましょう。
2.コミュニケーションの量
まだ文字が読めないこの時期の子どもは、身近な存在であるママやパパなどからかけられる言葉や、大人同士の会話などを見聞きすることで言葉を習得していきます。
しかし、昔と比べてなにかと忙しい現代のママやパパにとって、大人同士でゆっくりと会話をするという時間もなかなか取れないのではないでしょうか。
家事の合間に動画やテレビを見せすぎてしまうという人もいるかもしれませんね。
「話しかけなきゃ!」「コミュニケーションとらなきゃ!」と意気込まなくても大丈夫です!(そう考えると何を言えばいいかわからなくなりますよね…)
例えばお出かけした際に、「ブーブーいたね」「ワンワンいたね」「お花きれいだね」といったように、子どもと一緒に「見たもの」について大人が言葉にしてあげるようにしてみてください。
まだ単語と言葉がリンクしていないこの時期の子どもにとって、そうした言葉かけが言語の吸収につながります。
また、身近な大好きな存在であるママやパパと同じ場面を共有することは、子どもにとって大切な経験になるはずです。
3.先天性の病気が原因であることも
しゃべらない要因のひとつとして、先天性の病気が原因である可能性もあります。先天性の病気としては次の4つの原因が挙げられます。
- 聴覚の問題
- 自閉症などの対人関係の問題
- 知的発達の問題
- 脳性まひ
しかし、2歳半の段階で言葉が出ないことが上記の問題であると結論づけるには早すぎます。
ただし、可能性としては考えられるため、気になる場合は専門医に相談してみることも良いでしょう。
例えば聴覚の問題では、耳垢が詰まっていて聞こえにくいだけという場合もあります。
早期解決に繋がる可能性もありますので、かかりつけ医に気軽に相談してみても良いでしょう。
2~3歳ごろの言葉の発達の目安
2~3歳ごろにおける言葉の発達は、子どもの発達の個人差や性格によるところが大きいため、言葉が出ないことに対して焦る必要はありません。
ただし、前述の通り先天性の病気が原因であることも考えられるため、気になる場合は専門医へ相談することも必要です。
一般的に2歳の言語の目安は「2語文(「これ ほしい」のような2つの単語の組み合わせ)」です。
あくまでも目安であるため、性格によっては2歳半で2語文を話さない子もいます。
以下の表は、一般調査による乳幼児の言語機能通過率をまとめた表です。
年 月齢 | 単語を言う(%) |
7月~8月未満 | 2.2 |
8~9 | 6.5 |
9~10 | 9.0 |
10~11 | 21.3 |
11~12 | 40.9 |
1年0~1月未満 | 57.6 |
1~2 | 69.9 |
2~3 | 79.1 |
3~4 | 86.1 |
4~5 | 88.8 |
5~6 | 89.1 |
6~7 | 94.7 |
厚生労働省の調査では、1歳7ヶ月の子どもの94.7%は1語以上の言葉を発していることが分かります。
2歳半の時点でまだ1語以上の言葉を発していない場合は、専門医への相談を考えても良いでしょう。
2歳の発育を促すためにママやパパができること
言葉の発達度合いは、子どもによってさまざまですが、ママやパパのかかわり方次第で発育を促すことは可能です。
子どもの発育を促す環境作りについて解説します。
1. コミュニケーションの機会を増やす
子どもの言葉の発育にとって、コミュニケーションを取ることは重要です。
子どもの言語は「あー」「うー」から始まり、「おかあさん」「たべる」などの一語、そして「おなか すいた」「これ たべる」と2語に成長していきます。
子どもの発する言葉をママやパパが繰り返してみたり、一緒に絵本を読んでみたり…。
たくさんの言葉をかけてあげることで、子どもは言葉をどんどん吸収します。
日々の小さな成長を子どもと一緒に喜んで、常に子どもに話しかけてコミュニケーションを取るようにしましょう。
子どもにとって、ママやパパの言葉を耳から情報としてたくさん受け取ることで、より言葉の発育が促されます。
2. 幼児教育に取り組む
子どもの月齢に合わせた教育を行うのは、独学ではなかなか難しいです。
こどもちゃれんじ、月刊ポピー、スマイルゼミといった幼児教育に取り組ませるのも有効な方法です。
幼児教育の教材は、子どもの年齢を設定することで月齢に合わせた教材が届きます。
教材ごとに学習スピードや費用が異なりますので、家庭の方針や子どもの成長度合いに合わせて教材を選ぶと良いでしょう。
例えば、こどもちゃれんじの場合は、より深く学べる教材を有料オプションで用意しています。
同じ教材でも、さまざまなシチュエーションに合わせたプランが用意されているので、子どもの状況に合わせて選択できる点もメリットといえるでしょう。
3. 同年代の子どもと遊ばせる
子どもの言語の成長にとって、同年代の子どもと遊ぶことも良い影響を与えます。
1歳の頃は、同年代の子どもを意識し始めることはありますが、まだ一緒に遊ぶことはありません。
2歳になると、同じ場所や同じ物を使用して一緒に遊ぶようになります。
まだお互いが上手に話せないため、コミュニケーションを取るまでにはいたりません。
ただし、同じ場所で遊ぶことによって良い刺激を受けることができます。
また、相手の子どもが自分よりもお話が上手な場合は、相手の言葉を聞いて吸収するため、言葉の発達にいい影響を与えるでしょう。
3歳になると、おままごとなどができるようになり、よりお互いが刺激を受けながらコミュニケーションを通じて遊べるようになります。
同年代の子どもとのかかわりだからこそ、受ける刺激も多いのです。
4. 普段と違う環境を作る
性格が内向的な子どもの場合は、話しはじめるのが遅い傾向にあります。
ただしそのような子どもでも、自分の興味があることがきっかけで急に話しはじめることも多いです。
普段と違う公園に遊びに行ったり、普段とは違うものを見せたりすることは、子どもにとって新しい興味がわくきっかけを作り、言葉の発達にもつながります。
普段と違う環境に子どもを連れて行った際には、子どもの注意力や好奇心が向上している瞬間を見逃さないようにしましょう。
子どもが新しく興味を持った物に対して、ママやパパがフォローしてあげることで言葉の発達や、成長に良い影響を与えることができるはずです。
5. 専門医に相談する
子どもの言語の成長に不安を感じる場合は、専門医に相談するのもよいでしょう。
ただし、専門医が近くにいない場合や、希望者が多い場合は受診までに時間がかかることも多いです。
そのため、まずは普段お世話をしてくれている人や市区町村の保健センターなどに相談してみることをおすすめします。
例えば保育園に通っている場合は、保育士さんに相談してみましょう。クラスでの様子や、他の同じ年代の子の様子、保育士経験から得た知見やアドバイスをくれるはずです。
そのうえでまだ不安な場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
大抵は小児科としての見立てを説明してくれます。
場合によっては専門医への紹介状を書いてくれますので、不安がらずに相談をしてみるとよいでしょう。
子どもの成長を助ける幼児教材3選
子どもの月齢や成長、性格に合わせた教育をするのは、なかなか難しいのが現実です。
月齢に合わせた子どもの適切な成長を助けてくれる幼児教材を3つ紹介します。
1.こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじは、0歳から受講可能な幼児教材です。
こどもちゃれんじの教材は、専門家が監修のもと各年齢の発達段階に合った学び設計になっています。
ことばだけでなく、生活習慣や社会性など豊富なテーマをバランスよく遊びながら楽しめるのが魅力です。
また、有料オプションとして「知育プラス」「表現プラス」「リズムダンスプラス」「読み聞かせプラス」も展開しています。
各テーマに沿った教材が届くため、子どもが好きなものをより深く学ばせることができるのでおすすめです。
こどもちゃれんじについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
リアルな口コミもご紹介していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
▶こどもちゃれんじの本音!評判から見えるメリット・デメリットとは?
今なら資料請求すると、「実物絵本もしくはワークをまるごと1冊」を無料で受け取ることができ、さらに「アソビュー!おでかけクーポン500円分」も受け取ることができます。
こちらは2024年4月10日までの期間限定なので、気になっている方はぜひこの機会に資料請求をしてみてはいかがでしょうか。
こどもちゃれんじ公式(→https://shimajiro.benesse.ne.jp/)
2.月刊ポピー
月刊ポピーは、2歳からはじめることができる幼児教材です。
充実した内容に対して、月額費用が1,500円(年間一括払いの場合は1,425円)という続けやすい価格なのが特長でしょう。
小学生コース、中学生コースもあるので、幼児コースから継続して長く続けやすいこともメリットの一つです。
公立高校受験に強いという特徴もあるため、幼い頃から慣れ親しんだ教材で月額費用を抑えながら継続できることが月刊ポピーの強みでしょう。
月刊ポピーも、資料請求でもらえる無料特典がついています。
無料特典は、教材の一部を抜粋したものを受け取ることが出来るため、まずは無料特典でどのようなものかを体験して、子どもに合っているかどうかを判断してみるとよいでしょう。
3.スマイルゼミ
スマイルゼミは、タブレット端末を使用した幼児教材です。
年少から受講が可能で、「ことば」や「かず」はもちろん、英語や生活習慣など幅広いテーマをタブレット一つで学ぶことができます。
タブレットを起動すると「きょうのミッション」で取り組む学習をおすすめしてくれるため、子ども一人で取り組むことができるのも忙しいママやパパにとっては助かりますね。
算数と国語に関しては学年を超えた先取り学習もできるので、子どもの得意を無理なく伸ばすことも可能です。
またタブレットでの完全受講となるので、過去の教材が溜まらず管理が楽な点もメリットといえるでしょう。
資料請求をすることで入会案内の冊子を受け取ることができます。
また、期間限定でキャラクターのグッズが付属することもあるため、気になった方はまずは問い合わせをしてみるのがおすすめです。
子どもの成長はその子の個性
2歳半で言葉が出てこないと、周りの子と比べて不安になってしまいますが焦ることはありません。
子どもの成長はその子の個性であり、成長スピードは人それぞれ。
性格によって言葉が出てくる時期も異なるので、子どもの興味や好奇心を尊重しながら、子どもの成長に合わせてママやパパがコミュニケーションを積極的に取ることが大切です。
どうしても言葉が出てこない場合は、周りの人に相談したり、専門医への相談を考えてみてもよいでしょう。
子どもの成長は子によってペースが異なることを親が理解し、子どもの成長に合わせてゆっくりとフォローしてあげることが大切です。